悪役レスラーのミスター・ポーゴさん死去 盟友大仁田「最高のヒールだった」
悪役レスラーのミスター・ポーゴ(本名・関川哲夫)さんが23日、埼玉県内の病院で死去したことが分かった。66歳だった。
ポーゴさんは22日に腰の手術で麻酔を受けた際に血圧が下がり、不整脈を起こし脳梗塞になった。腰の手術は中断となり、別の病院に救急搬送され延命措置をとられたものの、23日正午過ぎに死去した。以前にも手術を受ける際に出血が止まらず中断していた。
群馬県出身のポーゴさんは中大を中退して大相撲・大鵬部屋に入門。廃業後にプロレスラーに転身、ペイントをして悪役レスラーとして活躍していた。FMWでは“極悪大王”として、大仁田厚(59)らとデスマッチを繰り広げた。2000年には北関東でWWSを立ち上げ、直近では今年の4月に興行を行っていた。
抗争を繰り広げた大仁田は「昨日の夜に着信があったんです。急な話なんでまさか…。今日の昼にでも電話をしようと思っていたんです。最後にお互いのはなむけに電流爆破デスマッチをやろうと話をしていたんです。一緒に上がりたかったですね。僕の43年の歴史の中で最高のヒールだった」とポーゴさんをしのんだ。