元極真空手世界大会Vの奥本貴之、日本王座に挑戦「一発でタイトル取る」
ボクシング日本スーパーフライ級1位の奥本貴之(25)=グリーンツダ=が29日、大阪市内の所属ジムで会見を行い、7月23日に大田区総合体育館で同級王者の船井龍一(31)=ワタナベ=に挑戦すると発表した。戦績は奥本が18勝(8KO)6敗3分け、船井が27勝(19KO)7敗。奥本は「世界に向けて通過点としか思っていない。一発で日本タイトルを取る」と奪冠へ決意をにじませた。
異色の経歴を持つ。5歳から父親の勧めで極真空手(松井派)を始め、小学5年と中学2年時には世界大会で優勝を果たした。14歳でボクシングに転向し、グリーンツダジムに入門。15歳でタイに渡ってプロデビューし、プロ2戦目には元IBF世界ミニマム級王者ラタナポン・ソーウォラピンと対戦するも、2回TKO負けを喫した。17歳となった08年に日本でプロテストを受験し合格した。
試合はワタナベジム所属のWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(30)のV6戦と東洋太平洋ミニマム級王者・京口紘人(23)がIBF世界同級王座に挑むダブル世界戦の前座として行われる。敵地での大一番だけに奥本は「判定は考えてない。倒すのみ」とKO決着を宣言。本石昌也会長も「勝利すれば近い将来、世界タイトルも見えてくる。世界に近付いていることをアピールしたい」と拳を握った。
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