WWEヒデオ・イタミ 初凱旋黒星もジェリコからエール「未来のNXT王者だ」
「プロレス・WWE」(30日、両国国技館)
ノアでKENTAのリングネームで活躍した第3ブランドNXT所属のヒデオ・イタミ(36)が初の日本凱旋試合を行ったが、ベテランのクリス・ジェリコ(46)に敗れた。
14年7月にWWE入りするも肩、首の故障で長期欠場を重ね、ようやく日本のマットに立つことに「3年かかったんで、3年分の思いを込めてやりたい」と意気込んでいたイタミ。母国のファンの大“ヒデオ”コールを受けながら、鋭いキックのコンビネーションなどスピード感あふれる動きで攻め込んだ。
だが、日本を主戦場にしていたこともあるジェリコも日本のファンから大“Y2J(ジェリコのニックネーム)”コールを受け、うまく場外乱闘に持ち込むなど老かいな攻めで反撃。イタミが必殺技go2sleepを何度も狙うも巧みに逃れ、最後もgo2sleepを得意技の逆エビ固めウォールズ・オブ・ジェリコで捕らえると、背骨が折れんばかりに締め上げてギブアップを奪った。
それでも、試合後にマイクを持ったジェリコは「今夜、ヒデオと戦えるのは名誉なこと。ヒデオもしくはKENTA、君は世界で最も戦いがいのあるレスラーの1人だ。君は未来のNXT王者だ」と、惜しみないエールを送った。