帝里木下7回TKO負け パッキャオ戦セミファイナルで世界王座奪取ならず

 7回、ダウンを奪われる帝里木下(左)(ゲッティ=共同)
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 「ボクシング・IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(2日、ブリスベン)

 IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチがオーストラリア・ブリスベンのサンコープ・スタジアムで開催され、同級3位の帝里木下(31)=千里馬神戸=が7回1分53秒TKOで、王者のジェルウィン・アンカハス(25)=フィリピン=に敗れた。

 メインカードでは世界6階級を制したWBO世界ウエルター級王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)の初防衛戦。帝里は5万5000人収容の巨大スタジアムでのセミファイナルで、2014年7月以来、3年ぶり2度目の世界挑戦のチャンスをつかんだ。

 サウスポー対決となった試合は、パワーと積極性で上回るアンカハスが序盤から主導権を支配。鋭い踏み込みから放たれる王者の左ストレートに苦戦の帝里は2回に右目上をカット。前半6ラウンドを終えて右目付近の腫れも目立つようになる。

 迎えた7回、リング中央で顔面ガードを固めたところに連打から右ボディーを打たれてダウン。立ち上がってファイティングポーズをつくったが、主審は試合続行を許さなかった。

 帝里の通算戦績は28戦25勝(8KO)2敗1分け。2度目の防衛に成功したアンカハスは29戦27勝(18KO)1敗1分け。

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