久保初防衛は凱旋試合 地元京都で「頑張らないと」V1へ拳を握る

 「ボクシング・WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(9月3日、島津アリーナ京都)

 WBA世界スーパーバンタム級王者の久保隼(27)=真正=が3日、神戸市内の所属ジムで会見し、9月3日に島津アリーナ京都で同級2位のダニエル・ローマン(27)=米国=と初防衛戦を行うと発表した。

 南京都高(現京都広学館高)卒で4月に京都出身初の世界王者となった久保にとっては凱旋試合。「地元の方が見に来てくれるので頑張らないと」と力強く拳を握った。

 14連勝中の指名挑戦者については「左がうまいイメージだが、相手が誰でも変わらない」と平常心を強調。10日から恒例の淡路島合宿を行い、走り込み中心に足腰を鍛える。

 会見では「いつも通り」を連発して無欲な印象も与えたが、秘めた思いは強い。「いろんな人の思いを背負って、自分のために戦いたい」。お気に入りの漫画「GIANT KILLING」のセリフを引用して、V1への決意をにじませた。

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