亀田和毅が大差判定勝ち「少しは進歩したかな」 興毅氏は「ここがゴールではない」

9回、イバン・モラレスのボディを攻める亀田和毅=後楽園ホール
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 「ボクシング・10回戦」(10日、後楽園ホール)

 亀田3兄弟の三男で、元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(協栄)が、イバン・モラレス(メキシコ)に3-0の大差判定(100-90×2、99-91)勝ちした。和毅は34勝(20KO)2敗、モラレスは31勝(19KO)3敗となった。

 「忍者」をイメージしたコスチュームで、観客席から亀田トレインで入場した和毅は、試合開始直後からスピードで圧倒。ワンツー、左右のボディーを的確に決めてポイントを重ねた。「久しぶりのサウスポーを相手に、ほぼフルマークで勝てたのは前回より進歩したと思う。最後倒したかったけど、前回よりいい試合できた。少しは進歩したかなと思う」と収穫を口にした。

 対戦相手のモラレスは、世界4階級制覇王者のエリク、ディエゴと元世界王者の兄2人を持ち、世界挑戦経験もある。日本とメキシコの3兄弟対決だった。試合を通して劣勢に立たされたが、最後まで倒れることなく意地を見せた。モラレスは「和毅選手はビデオで見るよりスピードがあった。パンチ力はないけど、やりづらかった。勝ちたかったけど、攻略できなかった」と脱帽した。

 長男でチーフトレーナーの興毅氏は「ここがゴールではない。ステップの段階で名のある選手に勝てたのは大きい」と、世界2階級制覇を目指す。

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