亀田和毅、大差判定勝ち「少しは進歩」 “ボクサー兄弟対決”制し復帰2戦目飾る

 「ボクシング・10回戦」(10日、後楽園ホール)

 亀田3兄弟の三男で、元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(25)=協栄=が大差で判定勝ちし、日本復帰2戦目を飾った。試合開始直後からスピードで圧倒。ワンツー、左右のボディーを的確に決めてポイントを重ねた。

 対戦相手のモラレス(メキシコ)は、世界4階級制覇王者のエリク、ディエゴと元世界王者の兄2人を持ち、似た境遇同士の対決だった。「久しぶりのサウスポーを相手に、ほぼフルマークで勝てたのは前回より進歩したと思う。最後に倒したかったけど、前回よりいい試合ができた。少しは進歩したかなと思う」と収穫を口にした。

 長男でチーフトレーナーの興毅氏は「ここがゴールではない。ステップの段階で名のある選手に勝てたのは大きい」と話し、世界2階級制覇を目指す。

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