馳議員が11年ぶり、大臣経験者初のプロレス参戦!Gスイング、北斗原爆見せて快勝
「プロレスリング・マスターズ」(26日、東京・後楽園ホール)
元プロレスラーで前文科相の馳浩衆院議員(56)=自民=が06年8月27日の全日本・両国国技館大会で引退して以来11年ぶり、大臣経験者としては初めてのプロレスに出場した。
引退試合で宣言した「大臣になって戻ってくる」との約束を果たした馳は長州力、藤波辰爾と組んでザ・クレート・カブキ、グレート・ムタ、TNT組と対戦。馳が入場すると超満員札止め1626人の観衆から大歓声が起こり、現役時代と変わらないような肉体でトップロープから飛び降り、軽快なロープワークを見せると、どよめきが起こった。
試合が始まると、TNTとの手四つの体勢から見事なブリッジを披露。自身の代名詞的な技であるジャイアントスイングでカブキを19回もぶん回してファンの喝采を浴びる。途中、相手に捕まる場面もあったが、最後はTNTを捕らえると得意の裏投げから北斗原爆固めを決めて、自ら3カウントを奪った。
試合後はリング上でマイクを持ち「今日、今日、夏の夜の夢に終わらせないようにしたいと思います」とあいさつ。ファンともに「1、2の3、レジェンド」を絶叫して大会を締めた。
インタビューでは「尊敬する藤波さんと長州さんのそばで、思う存分やらせていたきました。足手まといにならないように、と思いました」と充実の表情。長州は「心配してたけど、全然心配することはなかった」、藤波も「持っている技を出し切って、第一線でこのままリングに立てるんじゃないかと思う」と、馳のファイトに感心していた。
馳は2月にオファーを受けて、この日に備えて毎日1時間以上休むことなく体作りに励んだとのことで、「せっかくリングに上げてもらっているんだから、政治家のにおいがあったら嫌じゃん。それがオレのこだわりだから」と誇らしげ。「リングにいるときは、政治家馳浩はなし。国会にいるときはプロレスラー馳浩はなし。それだけです」と強調しながらも、「相手もよかったしね。自然と体が動きますよ」と話した。
さらに、国会にも言及し「文科省、安倍政権の足元が揺らいでいる中、私も中堅を超えてベテランになりましたから、後輩諸君を育てないといけないし、自分自身が裏方として支えることも大事。仕事がありますから、そこをしっかりやります」と表情を引き締め、今日の試合で安倍政権に喝を入れる意図を問われると、「意味があると思いますよ。スターは安倍さん1人でいい。裏方になって汗まみれになって、黙って注目しなきゃダメだよ。ピーチクパーチクしゃべっていいるようじゃダメだ。犠牲の精神がないと自民党もダメだと思いますよ」と話した。
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