赤穂亮が初防衛 斉藤裕太を9回TKOで下す「セコンドとドネアに励まされた」

 「ボクシング 日本バンタム級タイトルマッチ」(5日、後楽園ホール)

 赤穂亮(横浜光)が同級1位の斉藤裕太(花形)を9回1分13秒TKOで下し初防衛に成功した。

 苦しい防衛戦だった。立ち上がりは様子を見ながら左フック、アッパー、ボディーと手数を出す展開。「落ち着いていたけど、思ったよりタフだった」と振り返った。5回はジャブから左アッパー、右フックと連打を浴びせて左目上を切り裂いたものの、攻撃中のボディーブローで反則を取られ、さらに左フックをもらってダウン。攻勢が一転7-10のラウンドとなった。

 5回を終わっての公開採点はジャッジ2者が48-45、1者が47-46といずれも挑戦者を支持。赤穂にとってまさかの展開だ。「最低でもドローだと思っていた.ローブローも取られるし、切れそうで、もういいやという気持ちになった。セコンドとドネアに励まされて頑張れた」と振り返った。

 今回、元世界5階級制覇王者のノニト・ドネア(フィリピン)とのスパーリングや指導に大きな影響を受けた。「試合にも来るので、ドネアの顔に泥は塗れない」と誓っていた。その恩人がリングサイドで見守る中、後半戦の反撃を開始した。

 手数で圧倒し、出血の影響もあって勢いの落ちた斉藤にパンチを浴びせた。9回、右フックをたたき込み、さらに連打を打ち込むとレフェリーが試合を止めた。赤穂は「ダウンをくったり、想定外のことが多くて負けたかと思った。斉藤選手は強かったです」と話した。

 WBO世界同級8位、IBF同12位に付けており、今後は「初防衛はしようという約束をしていた。で責任を果たしたと思う」と日本王座の返上を示唆。その上で「会長と相談ですが、海外でやりたい。ドネアとも一緒に練習していきたい」と語った。

 王座初挑戦で善戦実らなかった斉藤は「(赤穂は)もっとガンガン来るのかと思っていた。パンチは強かったですね。(5回以降の出血で)見えづらく、攻めが単調になった。最後は効いちゃいましたけど、ストップはバッティングでかな、と思った。でも第三者の見る目ですから。チャンピオンは強かったです」と潔かった。

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