吉田沙保里「リオの時を思い出した」 山中の敗戦に自身の銀メダル重ねる
「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(15日、島津アリーナ京都)
王者・山中慎介(34)=帝拳=が同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)に4回2分29秒TKO負けを喫し、13度目の防衛に失敗。女子レスリングで五輪4大会連続メダルの吉田沙保里(34)=至学館大職=は、日本レスリング協会の栄和人強化本部長らとリングサイドで観戦した。
親交が深い山中の涙の敗戦を目の当たりにした吉田は「自分のリオの時を思い出した。相手の若さと勢いがすごかった」と銀メダルに終わった昨年の五輪と重ねた。「同い年だし、プレッシャーもよくわかる。一生懸命な姿には感動したが、具志堅さんの記録に並んでほしかった」と悔しそうだった。