本田会長苦言…タオル投入早すぎた 「2、3回倒されても後半にKOで勝った」
「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(15日、島津アリーナ京都)
王者・山中慎介(34)=帝拳=が同級1位ルイス・ネリ(メキシコ)に4回2分29秒TKO負けを喫し、13度目の防衛に失敗。帝拳ジムの本田明彦会長(69)が試合後、タオルを投入した陣営の判断について「個人的な感情が入った最悪のケース。(大和トレーナーは)優しくていいヤツだから魔が差したんじゃないか。興行やビジネスというものを忘れてしまった」と苦言を呈した。
山中が一度もダウンを奪われていないこともあり「コンディションは最高だった」。序盤の劣勢は想定内だったことを明かし「耐える展開は予想通り。2、3回倒されても、後半にKOで勝った」と、最後まで納得のいかない表情だった。山中の進退については「本人次第」と話すにとどめた。
帝拳プロモーションの浜田剛史代表(56)は「俺の指示不足かな。山中は効いてなかった」と複雑な表情だった。