２３日、都内で、９・１４後楽園ホール大会へ向けた会見を開いた。デビュー戦に臨む、大相撲の元横綱大鵬の孫で元関脇貴闘力の息子の納谷幸男（２３）が、相手の雷神矢口の挑発に動じない“横綱相撲”を見せた。

　矢口が対戦を要求していたものの、リアルジャパンを主宰する初代タイガーマスクの佐山聡氏は、矢口が危険なデスマッチ戦士であることを理由に拒否。だが、納谷が石川県での合宿（１８～２１日）で自信をつけ「今ならやれる」と、受諾して対戦が実現した。

　矢口は有刺鉄線バットを手に猛烈に挑発したものの、納谷は「（恐怖は）全くない。（矢口の印象は）何もない」と泰然自若。矢口に胸ぐらを捕まれても動じなかった。

　初陣へ向けて「いつも通り、平常心ですね。感情的になるとかそういうのはない」と自然体を強調。矢口に胸ぐらを捕まれた時の印象も「圧力はありましたね。自分も負けてはいないと思っている」と冷静に話すなど、終始大物ぶりを漂わせた。