元ノア練習生エドワーズが外国人初GHC奪取!丸藤が挑戦名乗り
「プロレス・ノア」(26日、東京・後楽園ホール)
GHCヘビー級選手権試合が行われ、挑戦者のエディ・エドワーズが王者・中嶋勝彦の8度目の防衛を阻み、外国人初の同王座奪取に成功した。
エドワーズはトペ、コーナー最上段からのプランチャなどの空中殺法だけでなく、リング上から脳天砕きで場外へたたき落とす荒技も見せ、中嶋の重いキックに切れ味鋭いチョップで応戦するなど気迫の攻めを展開。エプロンサイドでの投げっぱなし原爆、垂直落下式脳天砕きヴァーティカルスパイクなどをあびて何度もピンチに陥ったが、最後は自身の得意技ダイハード(変形フィッシャーマンバスター)の形で持ち上げ、尊敬するという故三沢光晴の得意技エメラルドフロウジョンの形で落とす新技ダイハードフロウジョンでトドメを刺した。
元ノアの練習生だったエドワーズは「夢だった」というベルトを手にして、リング上で喜び爆発。だが、そこに丸藤正道が現れ、「お前が12年前にノアの留学生として来て、そのベルトを取ったというのはオレも感慨深い。そして、あの中嶋勝彦に勝ったことにも驚いた」と勝利をたたえると、「でもな、それはノアの象徴なんだ。海外に持っていかれるとちょっと困っちまう。だから次、オレが挑戦する」と要求した。エドワーズは丸藤の握手の求めに応じると「丸藤さん、オクトーバー(10月)、よろしくお願いします」と、その場で受諾した。
エドワーズはインタビューでも感無量。「何度も言っているように、このベルトは自分にとって夢だった。この言葉もずっと言っているが、『A.I.P(Anything is possible)』(不可能なことは何もないの意味)、その言葉を証明できた。このベルトを取ったことは、私にとって1つのステップに過ぎない。これからドンドン防衛していきたいし、どんな相手でも、どこでもいい。ノアを背負って、ノアを代表する気持ちでこのベルトをかけていきたい」と意気込みを示した。
ダイハードフロウジョンを用いた理由は「三沢さんはすごく自分にとって意味のある人。人間としても成長させてくれた人。三沢さんに敬意を表しました」と説明。さらに、涙が流れていることを問われると、「勝った後は感情的になってしまう。過去に仲がよかった選手が亡くなったこともあるので、いろんな思いがこみ上げてきている。バイソン・スミス選手がいてくれたらなって」と、かつてノアで活躍し、11年に急死した友に思いをはせた。
関連ニュース
編集者のオススメ記事
ファイト最新ニュース
もっとみる2階級同時制覇の矢吹正道、8針縫う大流血で恐怖吐露「止めてくれんの?やべえなと」視界奪われながらも会心TKO劇
矢吹正道がTKOで2階級制覇
バンタム級王者の中谷潤人がボートレース番組に出演 「小学生の頃からボートレーサーになりたかった」
超異例!矢吹正道、日本ボクサー史上初の2階級“同時”世界王座獲得 TKO完勝でライトフライ級ベルト持ったままIBFフライ級も奪取
23歳横山葵海が史上最速タイ、プロ3戦目で東洋太平洋王座獲得「ここが終わりじゃない、世界目指している」ベテラン王者を圧倒
18歳の那須川龍心が“兄・天心超え”殊勲TKO勝利 強敵クマンドーイから3度ダウン奪う完勝で男泣き「マジで見返してやろうと」
2キロも体重超過 元UFC戦士スパイク・カーライルが失態、泉武志と特別ルールで試合実施へ 31日のRIZIN香川大会
「もう正直離婚でいいかな」BD人気選手と結婚&W不倫騒動の美人マネが話し合いで涙 家事、朝帰り巡り応酬「じゃあ帰ってくんな」「家帰ったらストレス」