久保隼、ローマンに体格で圧倒も…「それで勝てるわけではない」と慢心なし
「ボクシング・WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(9月3日、島津アリーナ京都)
予備検診が31日、神戸市内で行われ、王者・久保隼(真正)と同級2位ローマン(米国)はともに異常なしと診断された。
検診では久保が身長、リーチとも挑戦者を10センチ上回り、体格で圧倒した。「それで勝てるわけではないので」と平常心を強調したが、距離を取って試合を支配する選手だけに初防衛成功へ有利な材料といえそうだ。
初対面の両者は、ニコニコ笑顔でお辞儀をしながら握手を交わす友好ムード。久保は「真面目な選手。ボクシングに懸ける思いを感じる。試合をしなければ、仲良くなれそう」と挑戦者の第一印象を語った。ローマンも「(王者は)ナイスガイ。背が高いが、スパーリングで対策してきた。勝つ自信がある」と王座奪取を誓った。