蝶野、繰り返されるリング禍に「使う側がルールを…」高山の頸髄完全損傷に沈痛
プロレスラーの蝶野正洋が5日にTOKYO MXで放送された「バラいろダンディ」で、プロレスラー・高山善廣がリング上の事故で頸髄完全損傷の重傷を負い、現時点で回復の見込みがないと発表されたことに、「リング上の事故は使う側がルールを作らないと止まらないと思う」と見解を語った。
番組では、高山の病状について特集。高山は「バラいろダンディ」の前身番組でもレギュラーだったことから、出演陣も沈痛な面持ち。特にMCの蝶野は「事故があったのは聞いていたが、こういう状況というのはハッキリ伝わってなくて、ちょっと取り返しのつかないような感じになっている」と厳しい表情を浮かべた。
高山の人となりについても「先輩、後輩、業界の中でも信頼がある選手」だとし、「彼は新日本でも脳梗塞で長期欠場して、そこから復帰という不屈の闘志を持っている人。頑張って欲しい」と呼びかけた。
だが繰り返されるリング上の事故については「(事故防止には)使う側、団体側がそういうルールを作るしかない」と持論。選手側はリングに上がってしまえば無理をしてでも自分をアピールしてしまうことから「(選手は)リングに上がると制御が無くなる。だから使う側がちゃんと見極めて規制を作らないと」と呼びかけていた。