試合中に首に大けがを負い、頸髄（ずい）完全損傷で回復の見込みがないことを４日に発表した、プロレスラー高山善廣（５０）＝高山堂＝が８日、「お礼」と題して公式ブログを更新。本人、スタッフの連名で各方面から寄せられた寄付や応援メッセージへの感謝を記した。

　ブログは「９月４日の記者会見以来、沢山の方から寄付金及び応援メッセージを頂きました。大変ありがとうございます」で始まり、「本来であれば、お一人様づつに御礼を申し上げたい所ですが、この場をお借りして厚く御礼を申し上げます」と謝意が記された。

　また、「高山本人も皆様からの温かいお言葉に励まされ、大変に心強く、深謝いたしております」とも書かれており、絶望の中にある高山が周囲からの数々の激励を受け、気持ちを高めていることが察せられる内容となっている。

　高山は５月４日のＤＤＴ大阪・豊中大会で回転エビ固めを掛けた際に頭から落ちて動けなくなり、大阪府内の病院に救急搬送され、同月８日に手術。当初の診断名は頸髄損傷および変形性頸椎（けいつい）症と発表されていたが、４日の会見で頸髄完全損傷であると発表された。（「」内は原文まま）