元AWA王者オットー・ワンツさん死去 猪木らと対戦 第1回IWGP出場
オーストリア出身の元プロレスラーで米国、日本でも活躍したオットー・ワンツさんが14日に出身地のグラーツで死去したと、オーストリアなどの海外メディアが報じた。74歳。詳しい死因は不明だが、病死だという。
ワンツさんはアマチュアボクサーから69年に西ドイツでプロレスに転向。丸々とした巨体の持ち主で、電話帳を引き裂くほどの怪力を武器に当時の欧州を代表する団体CWAの初代世界ヘビー級王者となるなど、長らく王座に君臨。プロモーターとしてもすご腕を振るうなど、同団体の総帥として知られた。
米国でも活躍し、82年には当時の世界3大団体の1つと言われたAWAの世界ヘビー級王座をニック・ボックウインクルから奪取した。
日本では、73年1月に国際プロレスに初来日。新日本プロレスにも83年5月の第1回IWGP決勝リーグ戦に欧州代表として出場するなど度々参戦し、アントニオ猪木らと対戦した。