村田諒太の採点はカネロに軍配、ゴロフキンには「GGGという試合だった」
WBA世界ミドル級1位で、10月22日に両国国技館で同級王者のアッサン・エンダム(フランス)との再戦に臨む村田諒太(帝拳)が17日、都内で3団体統一世界ミドル級タイトルマッチ、WBAスーパー、WBC、IBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)対サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)戦をテレビ観戦した。
試合は三者三様の引き分けで、試合後、囲み取材に応じた村田は「カネロはカネロ、GGG(ゴロフキン)はGGGという試合でしたね。カネロは前半強くて中盤以降落ちた。カネロの序盤のパンチを取るか、全体的にプレッシャーをかけたGGGを取るか。僕の採点は115-113でカネロでした」と話した。
自身も頂点を目指している。この試合の勝者との対戦を「目指すところ」と話していた。ゴロフキンがカネロとの再戦を口にするなどミドル級戦線は混迷の度合いを増したが「ゴロフキンの魔法は解けている。2人とも舞台は特別だけど、抜きんでている印象はない。ボクシング的にはランカーとの差は縮まった。僕もその中にいる。僕らが上がっているのもあるけど、ゴロフキンはピークから落ちている」と手応えを得た。
「舞台や入場はきらびやかでもリングは別。いつものカネロとゴロフキンだった。WBO(エンダム戦)で勝って、アメリカで2、3試合防衛をして来年の今頃、やりたい。ゴールというものはない。立ち止まっていられない」と刺激を受けていた。