大橋会長、俳句で清水にエール 2日に初タイトル戦「時が来た…」
「ボクシング・東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ」(2日、後楽園ホール)
大橋ジムの大橋秀行会長が1日、プロ4戦目で初タイトル挑戦を迎えたロンドン五輪バンタム級銅メダリストの清水聡(大橋)に自作の俳句でエールを送った。
この日、前日計量をリミットの57・1キロでクリアした清水を「完ぺきです。スパーリングでも、体幹トレーニングでも限界寸前まで追い込んだ。激戦になれば、清水のいいところが出る」と絶賛。そして『時が来た 銅メダルから 秋の夢』と詠んだ。清水も「行けると思います」と感謝した。
大橋会長はこの日早朝にNHKEテレで放送された俳句番組に出演した。「俳句の先生が横浜高時代の恩師なんです。そのつながりで呼んでもらったんですけど、難しい。新ジャンルのスポーツ俳句を、と言われています」と話した。
清水は「体がごつくなった。筋肉量が増えて脂肪が減った。パンチ力もついた。クリンチになっても体がブレない」と成長を実感している。王者は6月に竹中良(三迫)を下して初防衛戦だが「竹中が勝つと思っていたけど、彼は体力がない。ところが僕はそこも持ち味ですから」と、長いラウンドの準備も万端だ。
王座を獲得すれば、田中恒成(畑中)に並び4試合目での日本記録となるが「それはまったく意識していません。目の前の試合だけです」と話した。大橋会長は「順調なら、来年末には世界戦がある」と青写真を披露した。