ノアの元練習生エドワーズが丸藤超えでGHC初防衛!
「プロレス・ノア」(1日、横浜文化体育館)
GHCヘビー級選手権試合は王者のエディ・エドワーズが丸藤正道の挑戦を退けて初防衛に成功した。
ノアの元練習生で現在は米インパクトレスリングで活躍するエドワーズにとって、約1年8カ月ぶりの戴冠と王座の海外流出阻止を目指して挑戦してきた丸藤はあこがれの存在。2人はお互いに“ノア愛”をアピールするように故三沢光晴さんの技を繰り出すなど、目まぐるしく激しい攻防を展開した。
終盤、エドワーズは丸藤の不知火・改を浴びる危機に陥ったが何とか脱出。最後は得意のヒザ蹴りボストンニーパーティーの乱れ打ちから脳天くい打ち、タイガードライバーなどの猛攻を仕掛け、最後は自身の得意技ダイハードと三沢さんの得意技エメラルドフロウジョンを合わせたダイハード・フロウジョンで26分の激闘にピリオドを打った。
試合後、エドワーズは丸藤と握手。リング上でのインタビューで丸藤超えを果たした心境を「丸藤さんは世界屈指のすばらしい選手。その選手の挑戦を受けてベルトを守ることができたのは本当にうれしい。すごく自信になります」と感慨深げに話した。
また、今後の相手については、「このベルトをかけて、どこでも、誰の挑戦でも受けたい。それがアメリカなのか、カナダなのか、もちろん日本でもOK」と宣言。「私はインパクトレスリングの選手ですが、気持ちはいつでもノアにあります。その誇りを持って、このベルトを防衛し続けたいです」と、“ノア愛”を訴えた。
花道を引き揚げると、「初めて来たときから丸藤選手をすごく尊敬していました。こういう選手になりたいと、ずっと背中を追いかけてきましたから、丸藤選手を倒して防衛できたことは自分にとってものすごく意味があること」と、再び喜びを表現。さらに、「三沢さんがチャンスをくれたからこそ、今の自分がある。ノアに練習生としてきましたが、レスラーとして一人前になるということだけではなく、人間としても一回りも二回りも大きくなることができました。ですから、本当にいつまでもノアの一員だと思っています」とノアへの感謝を強調した。
エドワーズは14日に開幕するシングルリーグ戦「グローバル・リーグ戦」にはエントリーしていない。