ロンドン銅・清水聡が日本最速タイで初戴冠 村田を「追い越しました」

 「ボクシング・東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ」(2日、後楽園ホール)

 ロンドン五輪バンタム級銅メダルの清水聡(31)=大橋=が5回TKO勝ちし、プロ転向後初挑戦で王座を獲得した。4試合目での同王座獲得は田中恒成(22)=畑中=に並ぶ日本最速。清水は戦績を4勝(4KO)無敗とした。

 4回終盤から5回にかけてのメッタ打ちで決め「力ずくでねじ伏せた感じ」と、自己採点は辛口。頭から突進してくる相手を内側から崩した。大橋秀行会長は「一時期あのコリアンスタイルに日本人は随分やられた。レパード玉熊が韓国人を倒して世界を取った時のようだ」と話した。

 世界戦を控える親友の村田より先に王座を獲得した清水は「追い越しましたね。村田も頑張ってくれると思う」とエール。大橋会長は「経験を積んで、来年には世界挑戦を」と期待した。

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