34歳板垣が日本王座挑戦権ゲット!「幸司コール」に戴冠宣言
「ボクシング・8回戦」(8日、NTTクレドホール)
「日本タイトル挑戦者決定戦」が行われ、日本ライトフライ級2位の板垣幸司(34)=広島三栄=が判定で同級1位の小野晃輝(27)=筑豊=を破り、来春の日本王座への挑戦権を手にした。
がむしゃらに攻めてくる相手に対し、終始冷静なアウトボクシングで対抗した。「いい距離感を保ってコンビネーションもよく当たった」。負けたら引退の一戦を2-1の判定で制し「勝てて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
プロ13年目のベテラン。今年2月にWBOアジア・パシフィック王座決定戦で判定負けを喫し、一度は引退を決意した。しかし、まだ一度も巻いたことのないチャンピオンベルトへの思いを断ち切れず再起。日本タイトルに手に届くところまではい上がってきた。
大きな「幸司コール」で後押ししてくれた地元ファンに向けて、リング上から「相手は強いと思いますが、勝てるように努力して、必ず日本チャンピオンになります!」と力強く宣言した。