比嘉大吾「過去最高の仕上がり」 脚はQちゃん級!
「ボクシング・WBC世界フライ級タイトルマッチ・12回戦」(22日、両国国技館)
初防衛戦に臨む比嘉大吾(22)が13日、都内で公開練習。野木丈司トレーナーによるハードトレーニングで5月の世界挑戦時より、特に下半身が強化された。「過去最高の仕上がり」と自負する。
シドニー五輪マラソン女子金メダリスト、高橋尚子さんを指導した小出義雄氏の教え子である野木氏は「88段の階段ダッシュを大吾は平均12秒台で走る。これまで見たボクサーで一番速い。脚も太くなった。Qちゃん(高橋尚子さんの愛称)を見るようです」と、鋼を束ねたような脚の筋肉に舌を巻いた。
挑戦者のマソンは170センチを超える長身。野木氏は「中に入る。マイク・タイソンは10センチ以上背の高い相手を例外なく倒している」と、伝説のヘビー級王者を手本にする。比嘉も「カウンターと相打ちに気をつけたい」と、踏み込む覚悟だ。
「この練習をしてたら倒せる。これで判定勝ちじゃ納得いかない。勝つのは前提。圧倒してKOで勝ちます」。比嘉が『練習はうそをつかない』の格言を実証してみせる。