王者・拳四朗が世界仕様マウスピースを披露 「すごくフィット感あります」
「ボクシング・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(10月22日、両国国技館)
王者・拳四朗(BMB)が14日、都内で練習を公開し、初防衛戦で使用する特製マウスピースを披露した。
迷彩柄に日の丸と「拳」の一文字をあしらったデザイン。拳は「整体師さんに体のバランスを見てもらいました。重心に合わせて左右の厚みが違うんです。きょう初めて試しましたが、すごくフィット感があります」と納得していた。
知人に紹介された大阪のマウスピース専門店に注文した完全オリジナル。5月の世界戦で初めて使用し、今回は微調整を加えた。「歯の形も変わるので半年に一度は作り直した方がいいようですね。デザインは任せていたんですが、日の丸は代表感がありますね」と、満足の出来栄え。初防衛戦に向け、準備は着々と進んでいる。
この日、日本ライトフライ級3位の堀川謙一(三迫)との2ラウンドでスパーリングは打ち上げ。今後はウエート調整を重点に仕上げていく。
9月下旬から上京し、都内のホテルで一人暮らしをしながら調整してきた。「冷蔵庫に何も入っていないので、自宅にいるよりいい。つい、食べることがないですから。減量もだんだんうまくなってきて、そんなに大変ではないです。体重はあと2キロくらい。計量が終わったら肉が食べたい」と笑った。
21日の前日計量には、同じ名前の縁で交流がある都内の高級焼肉店「西麻布けんしろう」から「特製焼肉弁当」を届くという。「どんな種類の肉を入れてくれるのか聞いていないんですけど、すごく楽しみです」と拳。計量直後でも焼肉弁当をパクつける強じんな胃袋も強さの秘訣(ひけつ)だ。