比嘉大吾 TKOで初防衛 14連続KO「井岡さん、統一戦お願いします」
「ボクシング・WBC世界フライ級タイトルマッチ」(22日、両国国技館)
トリプル世界戦のセミファイナルでWBC世界フライ級タイトルマッチが開催され、王者・比嘉大吾(22)=白井・具志堅スポーツ=が7回1分10秒TKOで、同級5位のトマ・マソン(27)=フランス=に圧勝し、5月に獲得した王座の初防衛に成功。デビュー戦から続く連続KO勝利を「14」に伸ばした。
具志堅用高会長の現役時代の入場曲「コンキスタドール(征服者)」で登場した比嘉は、初回から師匠をほうふつとさせるアグレッシブなファイトで挑戦者に襲いかかる。ボディーから顔面へのアッパーカットにつなぐが、マソンのガードもなかなか堅い。4回終了時の公開採点では1人が39-37、2人が40-36で比嘉がリードした。7回に左フックで挑戦者に膝を付かせるダウンを奪うと、ここで挑戦者は右目上をカット。ドクターチェックが入り、レフェリーがそのまま試合をストップした。
比嘉は今年5月、計量に失敗した前王者のファン・エルナンデス(メキシコ)に6回KO勝ちして世界初挑戦で王座を奪取。デビュー13戦すべてKO勝利というパーフェクトレコードで世界王座を奪取する日本初の快挙を成し遂げた。元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅会長はジム設立22年目で悲願の世界王者を誕生させた。沖縄出身では、1992年4月にWBA世界スーパーライト級王座を獲得した平仲明信氏以来、25年ぶり7人目の世界王者。これで14連続KO勝利となり、元WBC世界スーパーライト級王者・浜田剛史氏と元東洋太平洋ウエルター級王者・渡部あきのりの持つ15連続の日本記録に王手をかけた。
危なげなく初防衛に成功した比嘉は「初防衛戦は一番難しいと言われているので、途中(挑戦者が)タフかなと思ったんですけど、KOで勝てて良かった」と笑顔。今後の目標として「15連続KO、そこを目指すのと、統一戦お願いします。井岡さん、大みそかお願いします。皆さんの力も必要です」とリング上からWBA世界同級王者の井岡一翔(井岡)に対戦を呼びかけた。
比嘉の通算戦績は14戦14勝(14KO)。マソンは22戦17勝(5KO)4敗1分け。
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