元東洋・日本王者 加藤善孝、引退式「悔いはありません」
元東洋太平洋、日本ライト級王者・加藤善孝(角海老宝石)が4日付で日本ボクシングコミッション(JBC)に引退届を提出し、後楽園ホールで引退セレモニーが行われた。
加藤は「ボクシングは高校を卒業してから始めたのでキャリアとしては遅かったですけど、会長はじめジムの皆さんのおかげでここまでこられました。悔いはありません」とあいさつした。
04年6月、デビュー戦に4回判定勝ち。11年10月、日本ライト級王座決定戦で稲垣孝(フラッシュ赤羽)を10回判定で下して王座獲得。以後7度の防衛に成功した。13年5月には東洋太平洋同級王座決定戦で佐々木基樹(帝拳)に12回判定勝ちして2冠王者となる。
17年3月、現日本ライト級王者の吉野修一郎(三迫)に0-3の判定で敗れたのが最後の試合となった。通算成績は30勝(9KO)8敗2分。32歳の加藤は今後、ボクシングの世界から離れ、新たな人生を歩んでいくという。