近藤明広は大差判定負け 手数、精度で劣りNYでの王座奪取ならず

 セルゲイ・リピネッツ(右)のパンチを浴びる近藤明広(ゲッティ=共同)
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 「ボクシング・IBF世界スーパーライト級王座決定戦」(4日、ブルックリン)

 IBF世界スーパーライト級王座決定戦が4日(日本時間5日)、米国ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで行われ、同級3位の近藤明広(32)=一力=は、同級1位のセルゲイ・リピネッツ(28)=ロシア=に0-3の判定で敗れ、王座獲得はならなかった。

 WBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)と東洋大で同級生だった近藤は、2年時に中退し、2006年に日東ジムからプロデビュー。13年には一度引退したが、翌年ジム移籍を経て現役復帰。16年9月に当時、日本ボクシングコミッションが未公認だったWBOアジア・パシフィック同級王座を獲得したことでWBOランキング入り。プロ12年目にして初の世界戦の舞台に立った。試合はWBC世界ヘビー級王者のデオンテイ・ワイルダー(米国)がバーメイン・スタイバーン(カナダ)を迎える注目の一戦のアンダーカードにセットされ、会場には1万924人が集まった。

 「必勝」の鉢巻を締めてリングに上がった近藤は、5回に右ストレートを当て、6回には偶然のバッティングで相手が額を大きくカットする場面もあり、流れをつかみかけた場面が最大の見せ場。12戦全勝(10KO)のリピネッツに対し、ひるむことなく打ち合いを挑んだが、手数と精度で劣った。スコアは118-110が1人、117-112が2人と大差でカザフスタン出身のリピネッツを支持した。近藤の通算戦績は37戦29勝(16KO)7敗1分け。

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