全日本、ドーリング三冠初防衛!11分でヨシタツ粉砕「日本にいる外国人で一番」
「プロレス・全日本」(9日、東京・後楽園ホール)
三冠ヘビー級選手権試合が行われ、王者のジョー・ドーリングが挑戦者のヨシタツに完勝し、初防衛に成功した。
9年前にWWEの下部組織で切磋琢磨した両者。ドーリングは脳腫瘍、ヨシタツは頸椎の粉砕骨折から復活した共通点もある。9月に新日本から戦いの場を移したヨシタツはドーリングに直訴して同王座初挑戦が認められたものの、それに異議を唱えた秋山準と5日に事実上の挑戦者決定戦を行い、変形肩固めのヨシタツロックで勝利して文句なしの挑戦者となった。
だが、体格とパワーに勝るドーリングは、タックル、打撃戦などでヨシタツを圧倒。一時はヨシタツロックで絞められるピンチもあったが、最後は豪快なフライングボディーアタックからレボリューションボムでたたきつけ、わずか11分49秒で葬り去った。
試合後のドーリングは「すごい感触を感じた。以前より良くなっている」と意気揚々。「今証明した。オレが日本にいる外国人で一番のレスラーだと。いつでもだれでもかかってこい」と豪語した。