全日本・大地&神谷が最強T大日本代表決定戦制す「タッグリーグの頂点に登り詰める」
「プロレス・全日本」(9日、東京・後楽園ホール)
19日に開幕する世界最強タッグ決定リーグ戦の大日本プロレス代表チーム決定戦が行われ、神谷英慶、橋本大地組の“大神”が野村卓矢、関本大介組を破って出場権を獲得。今年の大日本・最侠タッグリーグを制した2人は2大会制覇を宣言した。
当初は関本、岡林裕二組が出場予定だったが、岡林が負傷欠場。野村が代役に名乗りを上げたが、大神が異議を唱えたことで、全日本のリングで大日本対大日本の試合が組まれることになった。
36歳の関本をのぞいて全員が25歳以下という一戦は、若い勢いと激しさがぶつかり合う好勝負に発展。大地と野村が得意のキックで攻め込めば、神谷と関本は強烈な張り手合戦で場内をどよめかせる。一進一退の攻防は最後に大地と野村の一騎打ちとなり、打撃戦で優位に立った大地がファルコンアロー、閃光魔術をたたみ掛けて3カウントを奪った。
インタビューで大地は「全日本のリングで大日本の試合ができたことがうれしい。そして最強タッグにもエントリーできる。本当に楽しい試合でした」と充実の表情。「オレらが優勝したら、もちろん来年の最侠も優勝するし、こっちの最強タッグも出させてもらうから」と続けると、神谷は「タッグリーグの頂点に登り詰めますよ」と宣言した。
さらに2人は大混乱となったセミファイナルの世界最強タッグ前哨戦10人タッグ戦後に再び現れ、「これだけは伝えなきゃと思って、この場にいるんですけど、最強タッグリーグは大日本の大神がもらうんで、それだけ言いに来ました」と不敵にアピール。直後に神谷は野村直矢、大地は青柳優馬と乱闘をくり広げ、混乱に拍車をかけた。