あしたのジュンVS20歳の現役JK ボクシング日本女子王座決定戦
「ボクシング・日本女子ミニフライ級王座決定戦6回戦」(20日、後楽園ホール)
前日計量が19日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、日本プロボクシング協会ランキング同級1位の「あしたのジュン」こと矢吹純(協栄)はリミットを100グラム下回る47・5キロ、同級2位の「現役JKボクサー」小村楓香(グリーンツダ)は700グラムアンダーの46・9キロでパスした。
身長163センチの矢吹に対し、小村は151センチと12センチの身長差がある。東洋太平洋ライトフライ級1位でもある矢吹は「小柄なカワイイ女子高生、って感じですかね。気負わず、平常心で自分のボクシングをすれば勝てる。明日は絶対にベルトを取る」と貫禄の口ぶり。小村は昨年8月にデビュー。子供の頃は空手をしていた。「ガンガン前に出て圧力をかけるスタイル。手数も多いと思う。ベルトを取ることしか考えていません」と意気込んだ。
小村は現役女子高生ながら、留年を繰り返したため現在20歳の3年生。今回、制服姿での上京を関西のテレビ局が密着取材しているが、パフォーマンスのためではなかった。「試合なので月曜日は休まないといけないんですが、火曜日は休めない。試合に勝って、始発で帰って学校に行きます」と、大阪府内の高校に直行するという。「今年ダメだと卒業できなくなる。卒業するために絶対休めない」と、教科書も持参した。「火曜日はベルトを持って学校に行きます」と誓っていた。