服役の元柔道・内柴氏 9月に仮出所し恩師・斉藤仁さんへ謝罪の言葉
アテネ、北京両五輪の柔道金メダリストで、準強姦(ごうかん)罪で懲役5年の実刑判決を受けた内柴正人氏(39)が26日に神奈川・寒川総合体育館で行われるブラジリアン柔術大会で柔術家デビューすることが25日、分かった。
九州看護福祉大学女子柔道部コーチだった2011年、教え子の女子部員に乱暴したとして、全日本柔道連盟から永久追放処分に。14年には準強姦の罪で懲役5年の実刑判決が確定し、服役した。今年9月中旬に仮出所していた。
仮出所前後とみられる9月16日、内柴氏は自身のSNSに「この一歩が最悪か最高か分かりませんが 私はこの数日でアホみたいに頭を下げました。でも、どれだけ頭を下げても苦ではありません。これを斉藤仁先生の生きている内にやりたかったし、伝説のOB、大牟田高校のある先生が生きてるうちに一言謝りたかったです」と、国士舘大時代の恩師・斉藤仁さんらの名をあげ、事件に関する反省と後悔の念をつづっていた。
また、10月19日の投稿では「10月に就職した。拾ってくれた会社には感謝している」と、就職を報告。一歩ずつ社会復帰の道を歩んでいることを明かしている模様だ。
内柴氏は26日の柔術大会「ASJJF JAPAN OPEN JIU JITSU CHAMPIONSHIP」で、シニアの部のミドル級と無差別級にエントリーしている。