福原辰弥 判定負け…日本人のタイでの世界戦24戦0勝「将来のことはこれから」
「ボクシング・WBC世界ミニマム級タイトルマッチ」(25日、ナコンラチャシマ)
前WBO世界ミニマム級王者の福原辰弥(28)=本田フィットネス=は王者ワンヘン・ミナヨーティン(32)=タイ=に0-3の判定で敗れ、王座奪取に失敗した。8月に王座を失った福原は再起戦。日本ボクシングコミッション(JBC)公認のタイでの世界戦で日本男子は通算23敗1分け。ワンヘンは8度目の防衛に成功した。
日本人ボクサーの鬼門となった敵地タイでの世界戦。福原も壁にはね返された。距離を詰めて執拗(しつよう)にボディーを繰り出したが、決定打はなし。「要所、要所で右ストレートをもらったのが効いて、より踏み込めなかった」と肩を落とした。3カ月前の初防衛戦でベルトを失った。敵地での挑戦は世界戦で2連敗という厳しい現実が残った。「将来のことはこれからゆっくり考える」とさばさばした表情で語った。