世界王者の村田諒太が練習再開 初防衛戦は来年4月
10月22日にボクシングのWBA世界ミドル級王座を獲得した村田諒太(帝拳)が28日、都内のジムで本格的な練習を再開した。劇的な王座獲得から1カ月余り。「試合後は2週間くらい休みましたが、体は動かしていた」と、この日はミット、サンドバッグを打つなど軽く汗を流した。
初防衛戦について浜田剛史帝拳代表は「来年4月ごろ、日本を予定している。対応力が出て来ているので、そういうところを磨きながら(試合の)日にちが決まれば、そこに向かってやっていく」とプランを披露した。
村田は「(世界王座を取って)余裕が出たところ、コンプレックスが取れた自分を改めて感じる。懸念されるのはハングリー精神がなくなること。逆に、そこ(世界王座)に対するプレッシャーがなくなって自由に何でも挑戦できる良さもある」と心境を明かした。
「ハングリーでいられるかどうか。記録を残したという達成感というより安心感。スタートだと思っているし、ゴロフキンとカネロの勝者とやりたいという高い目標、求めるものがあれば」と、さらなる高みを目指していく。