天海ツナミがWBOAP新女王 次は世界戦
「ボクシング・WBO女子アジア・パシフィック・ライトフライ級王座決定戦」(29日、後楽園ホール)
東洋太平洋女子バンタム級王者の天海ツナミ(アルファ)が、フィリピン女子フライ級王者カレアン・リバス(フィリピン)を2回1分19秒TKOで下し新王者となった。
1回開始から強いプレスをかけた。ワンツー、ボディーとテンポよく攻めたが、リバスに右を合わされる場面も。だが2回、さらに攻勢を強め、青コーナーにくぎ付けにして連打を浴びせたところでレフェリーがストップ。圧勝だった。
「倒すという気持ちが強かった。最初は様子を見ようかと思っていたけど、行っちゃった。圧力に対してのディフェンスが甘くて右をもらったりしたけど、もっとプレスを強めれば大丈夫だと思う」と振り返った。
バンタム級から2つ下げたライトフライ級については「減量もうまくいったし、スタミナも大丈夫と思う。バンタムだとパワー負けする部分もあった。ライトフライはベストかな」と手応えをつかんだ。
天海は12月1日に後楽園ホールで行われるWBO女子世界ライトフライ級王座決定戦、世界4階級制覇王者の藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)対IBF女子世界アトム級王者ヨコスタ・バレ(コスタリカ)の勝者との対戦が決まっている。「すごく意識しています。藤岡さんに勝ってもらって、日本のリングで闘いたい」と、12年7月に失ったWBA女子世界スーパーフライ級王座以来、2団体2階級目のベルト獲得に思いをはせた。