山中再起へ“寒稽古” 走り込み合宿スタート
前WBC世界バンタム級王者の山中慎介(35)=帝拳=と、WBA、WBC世界ライト級王者のホルヘ・リナレス(32)=帝拳・ベネズエラ=が5日、千葉県成田市内のゴルフ場で次戦に向けた走り込み合宿を開始した。
8月に王座を奪われたルイス・ネリ(メキシコ)との再戦指令が出ている山中と、来年1月27日に米国で防衛戦を行うリナレス。恒例の合宿だが、真冬の成田で行うのは初めて。山中は「朝晩の寒さ、明るくなる時間とか不安はあるけど、暑いより寒い方が走りやすい」と話した。
中村正彦コーチは「前回のデータがあるので、その内容ができるかどうか。調子を見ながら長い距離、インターバル系を考えています」と、メニューを用意している。
再戦の時期は未定だが、山中は「悔しい思いを持ちながら、自分に厳しくやっていきたいですね。走っている途中で悔しさを思い出せば追い込めると思う。しっかり足腰をつくりたい」と、13日までの“寒稽古”に臨む。