挑戦者の川口勝太が前日計量パス「全てを出し尽くす」
「ボクシング・日本スーパーフライ級タイトルマッチ」(11日、後楽園ホール)
前日計量が10日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、王者の船井龍一(32)=ワタナベ、挑戦者で同級15位の川口勝太(33)=堺東ミツキ=は両者ともリミットから100グラムアンダーの52・0キロで一発クリアした。
川口は「今回はメキシコ合宿のおかげもあって、いつもより食事も徹底管理してきた。スパーリングではすごく(体が)動くし、今回は10ラウンドのスパーリングをやり終えても息切れせず、自分でも驚いた。4月の東洋太平洋タイトルマッチの時は減量で終わってしまったが、今回はその教訓を生かせた」と順調な調整ぶりを明かし、「一番大事なのは結果。これまでの全てを出し尽くし、伝統ある日本チャンピオンのベルトを掴む」と決意をにじませた。
この日はジムの仲間から動画が届き、一人一人からの激励のコメントが寄せられた。「こんなにうれしいことはないし本当に心強い。明日は大阪からジムのみんなも来てくれるので、絶対に喜びを分かち合いたい」と王座奪取を誓った。