スターダム・美闘陽子が引退試合で里村と最初で最後の夢対決
「プロレス・スターダム」(10日、新木場1st RING)
美闘陽子(30)の引退試合(24日・後楽園ホール)のカードが発表され、彩羽匠(マーベラス)と初共闘して里村明衣子(仙台女子)、トニー・ストーム組と対戦することが決まった。彩羽とは10・17後楽園で自身のベストバウトともいえる30分フルタイムの戦いを残したことで緊急合体する。
里村とは最初で最後の遭遇。「一度は戦いたかった」と、ロッシー小川社長に要望して対戦が実現した。当日はワールド&SWA王者のトニーもワンマッチ参加し、里村と黄金コンビを結成する。
今夏の5★STAR GP優勝戦でトニーに2連覇を阻まれた美闘にとってはリベンジ舞台ともなり「越えたかった壁が里村さん。一度も勝てなかったのがトニー」と、通算3年余のプロレス生活の完全燃焼を誓った。
この日のラスト新木場大会は、17人掛けに挑戦して3勝1敗13分け。松本浩代にロックドロップ、紫雷イオにはムーンサルトを浴び、9・24名古屋大会で左ひじを脱きゅうして欠場中の岩谷麻優も17番目にサプライズ登場して同期の惜別対決も実現した。
渡辺桃にはオキテ破りのBドライバーを浴びて唯一の敗退。「先輩から初めてスリーを取ったのがBドライバー。桃はスターダムの未来だし、受け継いでトップに立って欲しい」とエールを送った。
新木場は愛川ゆず季がプロレス・デビューしたゆずポン祭(10年10月31日)でエキシビションに出場。スターダムの旗揚げ戦(11年1月23日)ではメーンで世志琥を破った思い入れのある会場で「やっぱり感極まっちゃいました」と、涙を流した。