好川菜々が敵地で王座奪取 判定で制し「とにかくホッとした」
「ボクシング・WBC女子世界フライ級暫定王座決定戦」(16日、テカマク)
元WBO女子世界フライ級王者の好川菜々(39)=堺東ミツキ=が、元メキシコライトフライ級王者のデリア・ロペス(41)=メキシコ=を10回判定(2-1)で下し、敵地で自身2度目となる王座奪取に成功した。戦績は好川が8勝(4KO)2敗、ロペスが10勝(5KO)7敗2分け。
初回からスピードあるジャブ、ワンツーで先制攻撃を仕掛けた好川だが、中盤以降はデリアも盛り返すなど熱戦を繰り広げた。8回には好川がボディに連打を浴びせ流れをたぐり寄せるが、8回終了時の公開採点では三者三様。終盤は疲れの見え始めたデリアに対して好川が圧力を掛け、ジャッジの支持を得た。
好川は「スピードで勝負しようと思っていたが、積極的に来るスタイルに付き合ってしまい、中盤は苦しんだ。終盤はあと何ラウンドか分からなくなり、中途半端になってしまったのがすごく悔しい。判定が出るまでこんなに長く感じたことはなかった。名前が呼ばれた瞬間、全てが頭の中から飛んでしまった。とにかくホッとした」と歓喜に浸った。
夫でもある野上真司トレーナーは「今日は最後まで諦めない強い気持ちで対抗していたので、終盤は気力の勝負を促した。終盤の粘り腰は彼女の最大の持ち味。敵地で判定をものにしたのは本当に大きい。その気力には頭が下がる。思いきり褒めてあげたい」と愛妻を称えた。
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