木村翔が公開練習 防衛して家賃5万円の五畳間脱出だ
「ボクシング WBO世界フライ級タイトルマッチ」(31日、東京・大田区総合体育館)
王者・木村翔(青木)が18日、都内のジムで公開練習を行った。有吉将之会長からバンテージを入念に巻いてもらうと、12ラウンドのミット打ち。休むことなくリズミカルにパンチを繰り出し続けた。
「これがいつもの練習。ここ1、2年は12ラウンドミットを打っています。自分でもスタミナはついたと思う。スタミナ、スピードは負けてない。負けているのはテクニックくらい」と胸を張った。
13年4月22日のデビュー戦をサウスポーに1ラウンド1分15秒でKO負けした。それが唯一の敗戦で、左には苦手意識があった。挑戦者で同級1位の五十嵐俊幸(帝拳)は左のテクニシャン。対策として300ラウンド以上のスパーリングをこなしてきた。国内だけでなく、11月12日から香港で1週間、同24日から12月8日まではタイでスパーリング合宿を行った。4分1ラウンドに設定して磨きをかけた。
有吉会長は「これで苦手と言うならしょうがない、というくらいやりました」と振り返った。木村も「中に入れば右も左も一緒なので、入るまでの距離感が難しい。体で覚えた」と言う。浜田剛史帝拳代表が視察に訪れており、左対策の動きは封印した。
7月28日に中国・上海で、五輪2大会連続金メダリストで「中国の英雄」と呼ばれる鄒市明(中国)を11回TKOで下し世界王座を獲得した。自分への褒美として電動自転車を購入。池袋のアパートから、高田馬場のジムまで通っている。
「今、住んでいるのが五畳の1K、家賃は5万円です。勝って、もっといい部屋に住みたいんですよね」という目標がある。世界王座獲得後も酒類の運送アルバイトを続けている。「ボクシングで稼げれば一番いいですよ」というハングリーボクサーだ。
「八重樫(東=大橋)さんのように激闘王と呼ばれる試合をしたい。パートナーとして10回以上使ってもらっているし、そこで世界のカベとか教わった気がする」と、大先輩の後を追う。
関連ニュース
編集者のオススメ記事
ファイト最新ニュース
もっとみる「おい、ガキ、調子のんなよ!」BD“悪童”標的の喧嘩自慢が大乱闘 イス持ち激高、涙目で訴え「俺2日間ご飯食ってない。食ったらヤバいぞ」
井岡一翔「より深く落とし込めた」 5カ月分エネルギーぶつける!昨年大みそか仕切り直し再戦へ気合
「マジか!」BDに「逃走中」ハンター参戦で朝倉海ら騒然 ムキムキ&50m5秒台の驚異身体能力で赤髪TikToker瞬殺 呆然「強いっすね…」
「なんで嫌われちゃったのか」瓜田純士審査員降板後初のBD事前オーディションに溝口COOポツリ こめお、てるが審査員に
「エグい…」「ふつう死ぬ」BD人気選手の体がくの字に折れる衝撃シーン 「出禁になったのはコイツです」“破壊王”の左ボディにSNS戦慄「威力ヤバッ」「音が」
K-1 金子晃大 不起訴受け5・31大会出場発表 「前に進める一個の材料」池田幸司と対戦
矢吹正道の所属ジムがJBCに異例の謝罪要請 3・13寺地-ユーリ戦でリングアナコールで矢吹勝利の試合に「議論の余地」文言 「名誉毀損」訴え 法的措置も示唆
「議論の余地が残る1敗」リングアナの言動に憤慨 矢吹正道の所属ジムが異例の謝罪要求 JBC「内容を精査して対応を協議」