「プロレス・新日本」（１８日、後楽園ホール）

　来年１月４日の東京ドーム大会でＩＷＧＰヘビー級王者オカダ・カズチカに挑戦する内藤哲也が最後の前哨戦で勝利。試合後は、前日にレインメーカーでＫＯされたリベンジとばかりにデスティーノでオカダをＫＯした。

　内藤は高橋ヒロム、ＢＵＳＨＩと組み、オカダ、ＳＨＯ、ＹＯＨ組と対戦。オカダの新技コブラクラッチホールドで締め上げられるピンチもあったが、最後はＹＯＨを捕まえ、自らグロリア、デスティーノをたたみ掛けて３カウントを奪った。試合後、内藤はオカダとリング上でにらみ合いを展開。そして、握手を求めると見せかけてオカダに襲いかかり、デスティーノでＫＯした。

　続けて、マイクを握った内藤は「オカダ・カズチカか内藤哲也、ＩＷＧＰヘビー級チャンピオンにふさわしいのは一体どっちなんでしょう」と観客に質問。内藤コールがオカダコールに勝ったことを感じ取ると、「お客様が選んだのは内藤哲也ということでよろしいでしょうか」と不敵な笑みを浮かべ、横たわるオカダを見下ろしながら、「オカダ、みじめだな。オレが東京ドームで楽にしてやる」と宣言して新日本の今年最後の大会を締めた。

　内藤はインタビューでも「ベルトを失っても果たしてレインメーカーは輝けるのか。本当にレベルが違うんだったら、ベルトがなくても輝けるだろ」とオカダを挑発。「東京ドーム大会以降、レインメーカーの真の姿がお目見えするんじゃないんですか。彼は本物のレインメーカーなのか、それとも偽物の作られたレインメーカーなのか」と予告した。