小西伶弥、日本タイトルV2防衛 陣営は来年の世界挑戦を目指す意向
「ボクシング・日本ミニマム級タイトルマッチ」(26日、神戸市立中央体育館)
同級王者の小西伶弥(24)=真正=が同級1位の松井謙太(22)=三河=を3-0の判定で下し、2度目の防衛に成功。陣営は来年、ライトフライ級で世界挑戦を目指す意向を明かした。
再三相手をロープに追い詰めラッシュを浴びせ、9回にローブローで減点された以外はフルマークの圧勝。しかし、小西は「世界を見据えた試合をするつもりが、自分の弱いところが出てしまった」と反省しきりだった。
長身の相手への対策として練習したダッキングやウイービングが出せなかった。「思うようにできなかった。戦いの中で修正できることが大事」と課題を掲げ「世界に行くには気持ちの面からやり直さないといけない」と笑顔は少なかった。
同ジムの江藤会長代行は来年予定している世界挑戦を「ライトフライで」と話し、階級を上げて初挑戦の機会を探る意向。同級には現在、WBCの拳四朗(BMB)、WBAの田口良一(ワタナベ)と2人の日本王者がおり、拳四朗は30日、田口は31日に防衛戦を控えている。