比嘉 沖縄で決めタイ!浜田に並ぶ15戦連続KO日本記録

 「ボクシング・WBC世界フライ級タイトルマッチ」(2018年2月4日、沖縄県立武道館)

 WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(22)=白井・具志堅スポーツ=が来年2月4日、故郷の沖縄県立武道館で、元2階級制覇王者で同級10位モイセス・フエンテス(30)=メキシコ=と2度目の防衛戦に臨むことを26日、都内で発表した。比嘉にとって浜田剛史らに並ぶ15戦連続KO勝利の日本記録が懸かる一戦であり、沖縄での世界戦は師匠の具志堅用高会長以来37年ぶりとなる。

 待望の一戦だ。比嘉は「会長とずっと沖縄でやりたいと言っていたので、いずれはと思っていました。来たな、この時が」と目を輝かせた。

 14年6月のデビュー以来KO勝利を並べ、今回KO防衛を果たせば同じ沖縄出身で元WBC世界スーパーライト級王者の浜田剛史らと並ぶ15試合連続KO勝利の日本タイ記録となる。記録達成へ「圧倒的な勝ち方をしたい」と腕ぶす。

 沖縄での世界戦開催は具志堅会長がペドロ・フローレス(メキシコ)に敗れ、WBA世界ライトフライ級王座14度目の防衛に失敗した1981年3月以来。具志堅会長は「沖縄は自分が37年前にタイトルを失った場所です。沖縄からは歴代の世界王者がたくさん誕生していますし、沖縄に元気をつけたい。比嘉大吾がそれをしてくれる」と期待をかけた。

 挑戦者フエンテスは昨年12月に田中恒成(畑中)がWBO世界ライトフライ級王座決定戦で5回TKOで倒した相手。「(田中よりも)早いラウンドで倒します。プレッシャーはないです。会長と同じ21歳で世界チャンピオンになるという夢があったので、そちらのプレッシャーの方が大きかった。15連続KO記録を沖縄でできれば最高です」と、圧勝でのV2を宣言した。

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