ギャビが神取忍の特別ルール要求を暴露 怒りの制裁予告「ボコボコにする」
「RIZIN」(29、31日、さいたまスーパーアリーナ)
選手インタビューが27日、行われ、プロレスラーの神取忍(53)=LLPW-X=と対戦する“世界最強女柔術家”ギャビ・ガルシア(32)=ブラジル=が、神取の要求でルールが変更になったことを暴露し、強い不満感を示した。
両者は昨年末に対戦が予定されていたが、直前に神取がろっ骨を骨折。代役で出場した堀田祐美子をギャビが一蹴しており、一年越しで仕切り直しの一戦を迎えることになった。
いつものギャビは明るく愛想を振りまくが、この日は少し様子が違った。「私がこの試合を選んだ訳ではない。彼女が戦いたいといいながら、いろんな条件をつけて、ルールを変えたりした」と、この一戦が5分3回の通常ルールではなく3分3回の特別ルール、しかも肘なしで行われることが神取の要求によるものだったことを暴露。そして、「私はとにかく彼女をボコボコにしてやっつけたい」と、身長186センチ、体重約100キロの巨体をわなわなと震わせた。
また、前日に神取が「ギャビのメンタルは強くない」と発言したことに、「いじめられたり、いろんな壁を乗り越えてここにいる。メンタルが強くなければこの場にはいない」と反論。続けて、「みなさんに分かってもらいたいのは、『神取選手は弱い』、『私が相手を選んでいる』とかネット、マスコミでバッシングされていますが、私はRIZINの一員なので、決められた選手と戦う。神取選手が私のメンタルが弱いと言うのなら、なぜ彼女は通常のルールで私と戦わないのか。彼女は彼女のルールを選んで挑もうとしているが、それは正しいことでしょうか」と問いかけた。
また、神取が「柔よく剛を制す。技があれば倒せる」などと自信を示していたことには、「その考えは正しい。私は、私より小柄な選手に勝ったことも負けたこともあります」と理解しつつも、「(インターネットで)彼女の練習を見たが、5分練習して、しゃべろうとしたら、へとへとだった」と、神取のスタミナ不足を指摘。「私は日々3時間練習している。2時間練習して記者会見に応じても、へとへとにはならない」と、逆に自信を示した。
そして、念を押すように“制裁”を予告。「私が願っているのは、レフェリーが試合を止めないこと。私は神取選手をボコボコにします。ただし、一発ではなく、殴って止めて、また殴って止めて、それの連続ですね。蛇が、獲物を食べるときは一気に食べるのではなく、飲み込んでから少しずつ食べるように」と不敵な笑みを浮かべた。