村田諒太、圧勝の王者・井上尚弥に驚嘆「天賦の才」
「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(30日、横浜文化体育館)
王者・井上尚弥(24)=大橋=が3回1分40秒TKOで同級6位のヨアン・ボワイヨ(フランス)に圧勝し、7度目の防衛に成功した。リングサイドでテレビ解説を務めたWBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)は「相手がどれだけ研究しても当ててしまう。別格ですね」と王者を褒めたたえた。
圧倒的なパンチの威力については「技術うんぬんじゃなく持って生まれたもの。同じようにボクシングをやっても、彼のようにはできない。天賦の才ですね」と驚嘆。今後のバンタム級への転向については「彼にとっては誰が対戦してくれるかも問題になる。この実力なので、無限に可能性を広げて欲しい」とエールを送った。
また、ロンドン五輪を共に戦った清水聡(大橋)の東洋太平洋フェザー級王座初防衛戦に関しては「本人が納得いってないようなので、また頑張ってほしい」と、快勝できなかった悔しさをおもんばかった。