「ＲＩＺＩＮ」（３１日、さいたまスーパーアリーナ）

　４人参加のキック・ワンナイトトーナメント１回戦で“キックの神童”那須川天心（１９）＝ＴＡＲＧＥＴ＝がミャンマーの立ち技格闘技ラウェイのＩＬＦＪ認定王者・浜本“キャット”雄大（２７）＝クロスポイント大塚／ＲＥＢＥＬＳ＝を２回ＫＯで破り、この日に行われる決勝に進出した。

　那須川はＲＩＺＩＮで総合格闘技（ＭＭＡ）で４連勝しているが、この日は“本業”のキックルールで生き生きとファイト。１回は鋭い右左のワンツー、キレのいいキックを的確にたたき込み、優位に試合を進めた。

　２回には左ボディーでダウンを奪う。その直後には名キックボクサー沢村忠の必殺技真空飛びヒザ蹴りを思わせる、飛びヒザ蹴りをクリーンヒットさせるとレフェリーが試合をストップ。決勝進出を決めた那須川はリング上で「初戦突破できました。次も残ってるんで、集中して、しっかりＫＯして締めたいと思います」と優勝を宣言した。