村田諒太 世界戦「東京ドームでやりたい」 実現すれば日本人初

 ボクシングのWBA世界ミドル級王者の村田諒太(32歳)=帝拳=が15日、沖縄県内で10日から行っているキャンプを公開した。同門のIBF世界スーパーフェザー級王者、尾川堅一(29)、元世界2階級王者、粟生隆寛(33)と、4月に計画されている初防衛戦へ向けて連日約2キロの坂道でのランニング、クロスカントリーなどで土台づくりを行っている。

 12日には世界王者となって初の誕生日を迎えた。「気持ちを新たに」と言う王者は32歳の新たな目標として「東京ドームでやりたい」と日本人初となる東京ドームでの世界戦を掲げた。

 東京ドームでのボクシング興行はマイク・タイソンが88年と90年に統一世界ヘビー級王座の防衛戦を行ったのみ。国内ドーム球場での日本人の世界戦開催は99年に辰吉丈一郎が大阪ドーム(現京セラドーム大阪)でWBC世界バンタム級王座に挑戦した一度だけだ。

 契約する世界的プロモーターのボム・アラム氏が王座奪取後に東京ドーム興行の構想を語ったことで、村田は「冗談みたいだけど、現実にしていいんじゃないかと。ビッグファイターがいる階級なので、可能性があるんだったら、やれば日本のボクシング界も盛り上がる」と真剣に考えている。過去2戦では両国国技館を満員にした。金メダリストの世界王者という日本初の快挙を成し遂げた男が、次の夢へ突き進む。

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