亀田大毅氏 兄・興毅氏の復帰宣言に「僕は反対。ゴーサインは出せない」

 ボクシングの元世界3階級王者で「亀田3兄弟」の長男・亀田興毅氏(31)が20日、インターネットテレビAbemaTV「新春ボクシング祭り!亀田一家人生を賭けた3大勝負 アフターストーリーSP」に生出演した。元日にサプライズ発表した現役復帰宣言について「本当の意味での亀田興毅の戦いを見せたい」と気持ちが変わっていないことを強調し、「自分の中では戦いたい相手は2人います」などと話した。

 復帰への思いを訴える興毅氏に対し、同席した弟で元世界2階級王者の亀田大毅氏(29)は「僕は反対ですよ」ときっぱり。「プロの試合ですよ。ヘッドギアもないし、グローブもこの前(AbemaTVでの企画番組)の半分の小ささ。2年以上リングにも上がっていない。危険ですよ。家族としてはゴーサインは出せない」と猛反対した。

 これに対して興毅氏は少し考え込み、「大毅の言っている意味は分かるんですよ。逆(の立場)なら同じ意見やし」と受け止めながらも、「でも、自分もファイターですからね。そういう気持ちが消えへんもんもあるんですね」と復帰への思いが揺るぎないものであることを強調。昨年のAbemaTV「亀田興毅に勝ったら1000万円」から1周年となる5月7日に復帰戦の照準を定め、トレーニングを開始していることを明かした。

 世界3階級を制した興毅氏は2015年10月に4階級制覇を狙って米国シカゴでWBA世界スーパーフライ級王者の河野公平(ワタナベ)に挑んだが、2回にダウンを奪われ、0-3判定負け。試合後の控室で引退を表明した。今回、戦いたい相手2人の中に河野が含まれているのか問われると「あの試合は納得している」と否定した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス