37年ぶり沖縄での世界戦で金城真吉氏追悼テンカウント 具志堅、上原…歴代王者集結
「デイリー後援・ボクシング・WBC世界フライ級タイトルマッチ」(4日、沖縄県立武道館)
沖縄37年ぶりの世界戦開催にともない、指導者として沖縄ボクシング界の強化発展に尽力し、昨年11月16日に肺がんのため死去した金城真吉氏(享年73)を追悼するテンカウントゴングがメインイベント開始前に行われた。
金城氏は日大卒業後、那覇市の消防署に勤務しながら沖縄・興南高で具志堅用高会長ら幾多の高校王者を育成。沖縄尚学高を経て東洋大の監督にも就任し、WBA世界ミドル級王者の村田諒太(帝拳)を指導した。この日のメインイベントで2度目の防衛戦に臨んだWBC世界フライ級王者・比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)は金城氏の孫弟子にあたる。
リング上にはゆかりのある具志堅会長、上原康恒氏、友利正氏、浜田剛史氏、平仲明信氏ら沖縄が生んだ歴代世界王者に加えて元世界3階級王者の長谷川穂積氏、村田らも登壇。超満員で埋め尽くされた会場で名将の功績をたたえた。