松本“フェニックス”襲名だ 大橋会長と同じく2月ホールで世界奪取だ
「ボクシング・WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(28日、後楽園ホール)
王者のダニエル・ローマン(27)=米国=に挑戦する同級11位の松本亮(24)=大橋=が14日、横浜市内のジムで練習を公開し、ジムの大橋秀行会長のニックネーム“フェニックス(不死鳥)”を受け継ぐことを誓った。
同会長は2度の世界奪取を果たして“フェニックス”と呼ばれた。松本は16年9月に受けた副甲状腺の病気を克服しての世界挑戦。手術後は身長が約3センチ伸びてフィジカル練習も強化し「パンチが強くなっている」という。勝って2代目“フェニックス”の襲名について「いいですよ」と歓迎した。
練習ではシャドー、ミット打ちなどできれのいい動きを披露した。減量は残り4キロで「ちょっと早め」と順調ぶりを強調した。
大橋会長にとって、松本は横浜高ボクシング部の後輩。自身も90年に今回と同じ2月の後楽園ホールで世界王座を奪取しており「特別な思いがある」と、強い期待を示した。