蝶野がTEAM2000とともに“復活” ケンカキック発射でアシスト
「プロレス・マスターズ」(16日、後楽園ホール)
WRESTLE-1の武藤敬司がプロデュースするプロレスの達人を集めた興行の第3弾が行われ、“黒のカリスマ”蝶野正洋が一世を風靡したユニット「TEAM2000」を復活させ、“総監督”として14年4月以来のリング復帰を果たした。
蝶野は天山広吉、ヒロ斎藤、AKIRAと負傷欠場した小島聡の代役スーパーJを率いてかつての新日本本隊、藤波辰爾、長州力、獣神サンダー・ライガー、武藤敬司組と激突。蝶野はリング上に姿を現し、「長州、藤波、ライガー、武藤、ベビーフェースと言われるヤツら、最悪だ。アイツらのわがままをオレたちが守ったんだ。今日の主役はTEAM2000だ!」などと得意のアジテーションをくり広げると、やんやの歓声を受けるなど、観衆の心をわしづかみにする。
試合が始まると、天山のモンゴリアンチョップ、ヒロ斎藤のセントーン、AKIRAのムササビプレス、長州のラリアット、藤波のドラゴンスクリュー、ライガーの掌打、武藤の低空ドロップキックと達人が繰り出す得意技にファンは大喜び。さらに蝶野も場外でイス攻撃を加えるなど、試合に介入を始める。
そして終盤、蝶野はついにリングイン。長州、ライガー、武藤を得意のケンカキックで蹴散らすと場内の盛り上がりは最高潮に達し、最後は孤立したライガーを天山がアナコンダバイスで絞め上げてギブアップを奪った。
試合後も蝶野の暴走は止まらず、イスで武藤をめった打ち。最後はマイクを持つと、「武藤、お前だろ、このリングを仕切ってんのは。もうやめろよ。こんなつまらねえプロレスやめちまえ。こんな年寄りのプロレスが見たいヤツいるのか。ガッデーム。アイツはな、年寄りを集めて金もうけすんのがうめえんだ」と武藤をこき下ろしながらも、「また何かあったらこのリング、戻ってくるかもしれない」と再登場を示唆した。
だが、インタビューでは天山らから「次回があるなら、ボスにリングに上がってもらいたい」と本格復帰を熱望されて困惑。「オレの役割は1割が2割ぐらいで、おいしいとこだけ持って行くから」などとはぐらかしたが、最後は半ば強引にメンバーと手を重ね合わさせられた。
一方の武藤はかつての盟友であり抗争相手との久々に肌を合わせ、「20年前と変わったのはしゃべりの長さだな。蹴り(ケンカキック)は効いたよ。あの一発の蹴りに離ればなれになった憎しみとかすべてがこもっていた」と苦笑。長州は「次、蝶野がリングに上がるとき、声をかけてくれ。倍返しだ」とリベンジのチャンスを武藤に求めた。
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